行徳生活日記

Web「行徳雑学館」作者の日記

2007年4月22日(日)の日記

市議選の投票に行って、そのあと池袋のメトロポリタンプラザへ。その8階にある日活系のミニシアター シネ・リーブル池袋へ。

今日見た映画はクィーン

10年前の1997年、ダイアナ元英国皇太子妃が事故死してから1週間の、エリザベス女王と首相になったばかりのトニー・ブレアを描いた作品。女王のコメントが出るまで1週間かかった舞台裏の話である。

女王のセリフにもあったが、「涙と大げさなパフォーマンス」の時代を理解できず、なかなか対応できない王室や女王の苦悩を描いている。そして見終わったあとは、映画だからそう感じるように作られているのだろうけれど、劇中のトニー・ブレアと同じように女王様のファンになってしまうのである。

日本だと、皇室に関しては非常にデリケートで英国の王室とはだいぶん違う。むしろ、ここ何十年かの時代の変化にさらされて来たのは芸能人というべきか。テレビが普及する前なら、「銀幕のスター」で世間から隔絶したようなところがあったようだけど(というか、自分も生まれていないころから学校にも上がっていない時代にかけてのことだから、十分にはわからないのだが)、テレビなどメディアが発達してくるとそうはいかなくなって、別世界にいるような感じだと人間味のない存在のようにしか思われなくなってしまっている。

この映画では「涙と大げさなパフォーマンス」という言い方をしたが、それがつまり、人間味を感じされるということである。でも、それを言うと日本はずいぶんと前からそいうことをやっていたように思えてくる。自分の子供の頃の昭和40年代にやっていたアニメ「巨人の星」。これなんか、涙と大げさなパフォーマンス満載だったから(笑)。

むしろ、日本ではその時代に極端に走りすぎて、逆にその後は、ほどほどに押さえるようになったという気もするのだが。

それから、映画の内容とは関係ないけれど、オープニングに出てくる出演者名でパッと目についたのが、ジェイムズ・クロムウェル(James Cromwell)。スタートレックシリーズの映画作品「スタートレック・ファーストコンタクト」で、地球人初のワープ航法発明者ゼフレム・コクレーン博士をやっていた俳優である。どの役だろうと思ってみていたら、女王の夫-フィリップ殿下だった。最初は分からなかったが、よく見ていると同じ俳優だった。もっとも、「スタートレック・ファーストコンタクト」はもう11年前の映画だから、ずいぶんと年を取っている。

さて、昼飯はチケットを買ってから上映までの間に、メトロポリタンプラザのレストラン街にあるグルメ杵屋

梅おぼろうどんかやくごはんを食べる。11時に開店してすぐの時間で、客もまだ2、3組しかいない時間だが、出てくるのにずいぶんかかった。段取りが悪いのか...

映画のあとは神保町~小川町へ寄って、古本屋をのぞいたり、スポーツショップで夏物のサイクリング手袋(指が半分出るタイプのやつ)を買ったりする。それから、葛西で途中下車していつもの床屋で散髪。

帰ってから洗濯物のアイロン掛けなどやって、晩飯は香取にある中華の上海飯店

最初は生ビールを飲み、食べ物はネギチャーシュー。チャーシューを辛みネギで和えたもの。

それといっしょに注文した帆立とアスパラ炒め

ビールのあとは紹興酒の小瓶。もう暖かい季節なのでロックでいく。食べ物は鶏の軟骨焼き。軟骨焼きというと居酒屋で出てくる串焼きにしたようなものをイメージしていたが、ここはつくねに刻んだ軟骨をまぶして焼いたもの。こういうの食べるの初めて。ハンバーグっぽさが面白い。

あとは杏露酒サワーと麻婆豆腐丼

これだけ食べると、次の1週間を乗り切るエネルギーを十分に補給したような感じ。