4年ぶりの夏休み旅行に2泊3日で出かける。東北方面で観光地としては有名だが、これまで行く機会がなかったところへ行く。
第1日目は松島。東京駅から東北新幹線に乗る。
仙台で仙石線に乗り換え。
約40分で松島海岸駅に着く。
松島湾を回る観光船はWeb予約しておいた。駅前の発券所で予約の割引チケットを買い、発着場の桟橋へ。平日の火曜日だが夏休み時期だからか、有名観光地だからか人は多い。
窓側の席を取ることはできたが、行きは逆光。しかもガラスは熱線吸収タイプのようで、ガラス越しに写すと色が今イチ。
順光の反対側は少しはきれいに写るようだ。
湾の外のほうへ行くと、波が荒くなる。そろそろ戻るあたり。
帰りは順光で、しかも空が晴れてきた。

このヒビはかきの養殖用。
松島は非常に風光明媚なところというのは知っていたが、養殖のかきが特産というのは実は知らなかった。船内の案内放送でも養殖かきのことを言っていたので、これは昼飯にはぜひ賞味すべきと思う。
船は約50分で湾を一周。帰り着くのが午前11時50分。桟橋近くの道沿いは観光地らしく食べ物屋や土産物屋が並ぶ。
これからが本格的な昼飯時という絶妙なタイミングで、店はまだ混んでいない。南部屋という店が目に止まった。
かきづくしのかき丼セットというのがあるようだ。かき丼、かきフライ、焼がきからなる定食。
生かきも食べたいがセットには含まれていない。でも、一品であるのでそれもいっしょに注文することにした。
先ず、生かきが来た。

そして、かき丼セット。
その中に含まれている焼がき。
これまで焼がきを食べたことは少ない。かきは生かきか、かきフライで食べることが多い。でも、焼がきを食べてみるとけっこうおいしい。魚でも刺身、焼き物、揚げ物でそれぞれ味の個性が異なるわけで、かきでも同じだろう。
昼飯を終え、あらためて海辺から松島湾。
左に写った島にお堂が見えるので行ってみる。
そのお堂は五大堂。
五大堂のところから見た松島湾。
次は観光スポットを回るが、大きく扱われている瑞巌寺。国宝だそうだ。
Googleマップで見たときは、海辺からは奥まったところにあるという印象だった。ところが、観光船桟橋そばの横断歩道を渡ったところに参道の入口があった。
山門を抜け、奥へ続く参道。
そして本堂。ただし、正面側からは立入禁止。
脇へ回り、写真の建物に入って履き物を脱いで、本堂の参拝順路へ進む。
本堂内は撮影禁止だった。
次にみちのく伊達政宗歴史館へ行く。
伊達政宗の生涯をろう人形による物語にして展示している施設ということで、入口にさっそく武者姿の伊達政宗が展示してあった。
ところが、その後ろには伊達政宗の時代とは思えない服装・髪型の人物のろう人形が並ぶ。
何かと思ったら、東北地方出身の偉人のろう人形展示。
こういうふうにろう人形が並ぶ場所は、夜に来たら怖いだろうなと思えた。
ところで、東北の偉人はいいとしても、いったい伊達政宗の話はどうしたのと思える頃に、ようやく伊達政宗の生涯を展示しているエリアに到着。

伊達政宗を主人公にした話だと、1987年のNHK大河ドラマ「独眼竜政宗」がある。もう36年前のドラマ。ろう人形による物語を見ていくと、「独眼竜政宗」で見た場面が思い出された。また、展示の最後のところに、「独眼竜政宗」の写真パネルコーナーがあった。
歴史館の展示エリアを出ると向かいに伊達かふぇがあった。
アイスクリームのような冷たいものが食べたいと思っていたが、都合よくソフトクリームが売っているようだ。しかも、ご当地ソフトらしきずんだソフトがある。
入ってずんだソフトクリームを買って食べる。
ずんだとは、枝豆やそら豆をすりつぶしたペーストで、主に南東北の郷土料理に使われるものということ。(→Wikipediaの記事)
今日、泊まるのは仙台だが、帰りは東北本線の松島駅から乗ることにする。観光地の中心にあるのは仙石線の松島海岸駅だが、松島駅のあたりがどんな感じかも見てみたい。仙石線より列車の本数も少ないが、調べておいた時刻にうまく合うように着けそうだ。
ただし、松島観光の最寄り駅としては推奨されていない駅だし、実際、道路(国道45号)を進むと歩きにくい道になっていく。一応、歩道部分はガードレールで仕切られているが狭いし、半分はアスファルトであとの半分は側溝のコンクリート製のふた。水を流し込むための穴があるせいで、運動靴でも歩きにくい。
ようやく松島駅到着。人の姿も少ない。
列車が到着。
東北本線のほうが仙石線より駅が少ないし、カーブも少なくスピードが出る。なので、仙石線で40分かかるところが、25,6分でいける。その点だけはメリットだ。
今日の宿は、仙台一の繁華街の東一番町通り沿いにあるスマイルホテル仙台国分町。
仙台といえば牛タン料理。牛タン料理の店が多いエリアを調べるとこの界隈。それで、このホテルを予約した。仙台は20代の頃一度、泊まったことがあるが、その頃は仙台が牛タン料理で有名だということを知らなかった。なので今回はぜひ、牛タン料理を味わいたいと思っていた。
ホテルの部屋でシャワーを浴び、服を着替える。部屋に入ったとき、すでに冷房は入れられていて、しかもキンキンに冷えていた。しばらくたつと凍えそうなので、操作パネルで風量や温度を変えるが、冷えすぎがなかなか治まらない。最後はエアコンを止めた。
ところが部屋の冷えすぎで、もうひとつ困ったことが起きる。
あらかじめいくつか調べておいた牛タン料理の店にひとつに行く。ホテルの近く、東一番町通りから広瀬通に出たところにある牛たんの一仙という店。
写そうとすると、冷えた部屋からまだ暑い外に出たため、デジカメのレンズが結露してしまった。拭いてもなかなか結露がとれない。だから、靄がかかったような画像になっている。
平日の午後6時すぎだから、まだ空いていて入れたが、入ったとき「ご予約は?」と聞かれた。そのあとの時間はけっこう予約が入っているようだ。また来る機会があれば、やはり行く前に電話入れて予約したほうがよさそうだ。
カウンター席は4席しかなかったが、そのうち1つに通される。最初に生ビールを注文。
少しして、アルコール類を注文したときに出すというお通しが来た。これも牛たんで煮たもののようだ。
カメラのレンズの結露もようやく治まってきた。
この店を選んだのは、定食があるということ。旅行の2日目に備えて、居酒屋的な飲み方はせず、食事+ジョッキ1杯ぐらいにしておこうと思った。
そして、定食に非常に良さそうなものがあった。それが、この真とろたん焼定食。
真とろたんの「真」は「ま」ではなく「しん」と読むとのこと。
ふつうの牛たん焼き定食が2,350円のところ、真とろたん焼定食は3,480円。さらにその上に真真とろたん焼定食もあって、そちらは4,800円。4,800円はちょっと高すぎるので、3,480円のほうにする。それと、とろろは別売りで420円。
牛たんの店で思い出すのは、かつて南行徳にあった、たん屋へそまがり。店主が高齢で引退して店を閉めたのが2006年の秋だから、もう17年経った。そのへそまがりにも、確か上たんの焼き物があったと思う。過去日記を調べると2006年8月16日に上たん焼定食を食べている。ただし、値段が高くなりすぎないようにするためだったろうと思うが、分量は今回の真とろたん焼定食に比べるとかなり少ない。
この真とろたんを食べると、とろけるように柔らかい。どこか覚えがある感じだったが、やはりへそまがりの上たん焼の記憶だろう。
ジョッキ1杯のつもりだったが、昼間暑かったためか、お通しもおいしかったためか、減り方が早い。真とろたん定食のボリューのあるものを食べるなら、やはりもう1杯は必要だと注文。
これだけの飲み食いで5,000円ちょっといったが、旅行でおいしいものを食べるならこれぐらいはかかるだろう。
店を出て、東一番町通りと広瀬通りとの交差点で、ホテルとは反対側を見る。大きなアーケードがある賑やかな通り。
ホテルがある側は大きいアーケードこそないが、飲食店が多く並び、いかにも歓楽街の雰囲気。
今回は火曜日だったが、週末にはもっと賑わうのだろう。
ホテルの部屋は冷房が効きすぎるので、ちょっと暑いと思えたときに10分か15分だけ動かす。そして、建物の遮熱性がいいのか、エアコンを止めても暑くて目が覚めることも、汗をかくこともなく、朝までぐっすりと眠れた。